JSP/Servlet | Google App Engine開発準備 | サーバーサイドJavaの利用

サーバーサイドJava開発を始めるための手軽な環境としてGoogle App Engineが有用だった理由

Webが進化し、面白そうなサービスが増えてくると、「自分でもWebアプリケーションを作ってみたい」と考える人は多くなりました。単純なWebページとは違い、面白いサービスや便利なサービスを作ろうとすると、どうしてもサーバーサイド開発が必要になります。

サーバー側の開発では、現在さまざまな言語を使用できます。Perl、PHP、Ruby、Pythonなどのスクリプト言語もありますが、ある程度規模の大きい開発になると、やはりJavaが抜きん出ています。Javaは他にもさまざまな現場で使われており、「将来的に考えると、やはりJavaか」と考える人も多いでしょう。

いろいろな理由でJavaサーバー開発を選ぶのはよいとして、ではどこでサーバーサイドJavaを利用すればよいのでしょうか。レンタルサーバーでJavaをサポートしているところは、実はそれほど多くありません。PerlやPHPなどはWebサーバーに組み込んで利用されますが、Javaは専用のJavaサーバーを立てて運用しなければならないため、レンタルサーバーなどではなかなか対応できません。対応しているとしても、他の言語に比べて支払う費用が高くなります。

「Javaを使いたい」と思っても、レンタルサーバーなど手軽に使える場所では、Javaをサポートしているところがほとんどありません。そのため、個人レベルではサーバーサイドJavaはなかなか使えません。

そのような状況の中で、「Javaでサーバーを開発したい!」と考える人たちに救世主が現れました。それがGoogle App Engine(GAE)です。

Google App EngineはGoogleが提供するクラウドサービスです。いわゆるPaaS(Platform as a Service)で、GoogleのBigtableやGoogleアカウントなどの機能を利用してアプリケーションを作成し、無料で始められます。

これはおそらく、誰でも無料で利用できる最初のサーバーサイドJava環境だったでしょう。サーバー側の細かな設定を必要とせず、Googleが提供するツールを使って開発し、デプロイするだけでWebアプリケーションを作成できます。これほど使いやすいサーバーサイドJava環境は、これまでなかったと言っても過言ではありません。

これからサーバーサイドJavaを試してみたいなら、GAEは最適な環境と言えます。せっかくこのような良い環境を無料で使えるのですから、これを利用してサーバーサイドJavaを始めてみましょう。

始める前の準備

では、GAEでサーバーサイドJavaを始めるには何が必要でしょうか。準備すべきものを整理します。

JDK

Java開発環境です。これは現在Javaを保有しているOracleサイトで配布されています。

Eclipse

Java開発ツールです。開発ツールはいろいろありますが、GAEを利用するならEclipseを使用します。これも開発元であるEclipse Foundationサイトで無料配布されています。

SDK/Plugin

GAE for Java SDK(開発キットのようなもの)と、EclipseでGAE/Java開発のための機能を追加するプラグインなどを準備します。これはEclipseを起動してインストールできます。

GoogleとGAEアカウント

ソフトウェア以外に必要なのが、GoogleアカウントとGAEアカウントです。GAEを利用するため、これらを使える状態にしておく必要があります。

Java SEの基礎知識

その他に必要なのはJava SEの知識です。これからサーバーサイドJavaを説明しますが、基本的にはJavaの基本を理解していることを前提に説明します。まだJavaの基本が分からない場合は、まずJavaの基礎を身につける必要があります。