RSS
概要
RSS は Web サイトのタイトルや内容を簡単に要約して配布するためのフォーマットである。主に更新情報を公開するために使用する。
一般的にはブログの更新情報を配布するために使われるが、ニュースサイトや TV 番組表サイトで新しい記事または番組情報を配布したり、企業が製品情報を配布したりする例も多い。
RSS という用語は次のような言葉として呼ばれることもある。
- RDF Site Summary
- RDF は Resource Description Framework の略で、メタデータを作成する道具という意味である。
- Really Simple Syndication
- 非常に簡単な配信
- Rich Site Summary
- 豊富なサイト要約情報
RSS の登場と成長
RSS の最初の開発は、ブラウザーで有名な Netscape 社のポータルサイト NetCenter から始まった概念である。これは有名新聞社の記事を簡単に提供するために考案された。
Netscape の開発史を見ると、1995 年の MCF(Meta Content Framework)から出発した RSS 形式は、RDF(Resource Description Framework)と CDF(Channel Definition Format)の発展過程を経て RSS(RDF Site Summary)として登場した。しかし Netscape 社は RSS 0.9 を最後に開発を放棄し、その後 2 つの開発グループが形成されて開発が進められたため、2 つの名前を持つようになった。
RSS の複数標準
RSS-DEV Working Group の RSS(RDF Site Summary) 1.0 と UserLand の RSS(Really Simple Syndication) 2.0 が業界標準として存在する。
2 つの規格には機能上わずかな違いがあるが、UserLand の 2.0 の方がより詳細な機能を提供している。
- RSS 1.*: RDF に基づく規格
- RSS 0.9
- RSS 1.0
- RSS 1.1 (2005 年 1 月)
- RSS 2.0: RDF に基づかない規格
- RSS 0.91
- RSS 0.92
- RSS 0.93
- RSS 0.94
- RSS 2.01
RSS の拡散とともに、コンテンツシンジケーションの重要性、新しい機能、標準化の必要性が高まった。しかし RSS 規格を単一化して標準化することは難しく、新しい標準化のための Atom というプロジェクトとして具体化された。
このように RSS は進化し続けている。方式に多少の違いはあるが、「オープン」という基本哲学を土台に発展しているため、RSS はインターネット上で定着しつつある。
RSS サービスの利点
RSS の利点は次のとおりである。
- 選択的な購読
- ユーザーが望む topic と正確に一致する channel を選択できる。
- 速い購読
- 同時にさまざまな channel ソースへアクセスできる。
- History 管理
- さまざまな channel の過去記録を保存できる。
- 自動化されたコンテンツ連携が容易
- syndication / aggregation
- コンテンツ再利用性
- 構造化された XML データにより変換と処理が容易である。
- コミュニケーション方式の変化
- 1:1 から 1:N の同時接続へ
RSS 2.0 Specification
0. <rss> Element
- RSS 2.0 に準拠する文書は、文書要素として
rssという名前の Element を持たなければならない。 <rss>Element は属性としてversionを必ず持ち、その値は常に"2.0"である。<rss>Element は<channel>Element を子として持つ。
1. <channel> Element
channel は Web サイトに対応する概念である。子 Element として 3 つの必須要素と 15 個の選択要素を持つ。
必須要素
<title>: チャンネルの名前。Web サイト名と同じに指定すればよい。<link>: この RSS を供給する Web サイトの住所。<description>: このチャンネル(Web サイト)を紹介または説明する文章。
主な選択要素
<language>: このチャンネルの主言語を指定する。<copyright>: 著作権関連文言を入れる。<managingEditor>: 投稿編集者のメールアドレス。<webMaster>: サイト管理者のメールアドレス。<pubDate>: RSS の発行日時。<lastBuildDate>: チャンネルで投稿が最後に修正された時刻。<category>: チャンネルの主題または分類。<generator>: RSS 発行に使用されたソフトウェア名。<cloud>: リアルタイム通知など RSS Cloud 関連機能を指定するノード。<ttl>: 新しく受信するまでキャッシュできる回数を制限する。<image>: チャンネルを代表するロゴなどの画像を指定する。<textInput>: チャンネルに表示できるテキストボックスを指定する。<skipHours>、<skipDays>: RSS 収集器が受信しない時間帯や曜日を指定する。
<item> Element
<item> はチャンネルに上がった投稿を表す。
<title>: 投稿のタイトル。<link>: 投稿の URL。<description>: 投稿本文または本文の一部。<author>: 投稿作成者のメールアドレス。<category>: 投稿が属するカテゴリ。<comments>: 投稿へのコメントを読める住所。<enclosure>: 投稿に添付されたファイル関連ノード。<guid>: この投稿だけをプログラム的に識別できる固有文字列。<pubDate>: 投稿が登録された日付。<source>: 他の RSS から来た投稿である場合、その RSS の名前と住所を示す。
参考
- 図で理解するネットワーク用語
- RSS | Wiki
- RDF Site Summary (RSS) 1.0
- [用語辞典] RSS(RDF Site Summary)
- RSS 2.0 XML フォーマットに関する説明